信頼関係の構築が大事

ツアーナースとして様々なツアーに参加していると、活躍する場面が限られているということに気付く。
実際にツアーに行っても何事もなく終わってしまうことはよくあるが、経験を積むと今回は自分が必ず活躍することになるだろうと事前にわかるようになってくるだろう。

ツアーナースが活躍するケースとして多いのが、もともと持病を持っている旅行客の体調不良への対処である。
本人がよくわかっているから大丈夫だという場合もよくあるが、健康な人の体調不良に比べて深刻な状況になりやすく、専門的な知識がないと適切な対処が取れないことが多い。その経験を一度でも積むと、事前に配られたリストから持病についてよく勉強し、様々なケースへの対処法について学ぶようになり、それによって本当に自分の力が必要になったときに活躍しているという事例は多い。

しかし、よりうまくいく事例として挙げられるのが、信頼関係を築くことで予防に成功し、何事もなくツアーを終えるというものである。
持病を持っていても本人が予防法を正しく理解していないことは多く、子供の場合にはそれが顕著になる。そのため、信頼してもらって予防法を実践してもらうことにより、トラブルの発生を防ぐことができる。

信頼をすぐに獲得する方法として、名前を覚えておくのが効果的な方法だ。
旅行客が、自分を気にかけてもらえていると実感できるのが特徴だろう。その気持ちから旅行客が予防法を実践してくれるようになり、うまく目標を達成できる。